問 3(提出プログラム名:ex1103.c)
このプログラム(ex1103.c)をダウンロードし,その中の関数 next_char を完成させなさい.
関数 next_char は,引数で与えられたポインタ p を用い,
そのポインタ p が参照している char 型変数の持つ文字を
(文字コードでいうところの)1 つ後の文字へ書き換えるものとする.
ただし,関数 main の内容は一切書き換えないこと.
【注意】
関数 next_char は戻り値を持たないので戻り値型は void として宣言してある.
これを変更してはいけませんし,戻り値を持たせても(return を書いても)いけません.
【ヒント】
この問題も ex1102 と同様で,関数の中身は 1 行の命令だけで実現できます.
要は (*p) が,対象の char 変数の別名になりますので,この内容を +1 したもので上書きすればよいです.
なお,(*p) のように ( ) を付けて書くことを強くお勧めします.さもないとうまく動作しない(解釈が変わる)場面もあります.詳しくは次回(第12回)の講義で説明します.
- 【プログラムの実行結果】(その1)※赤字は実行時にキーボードから入力する内容
文字を 1 つ入力してください:a next_char 実行前の文字 = a⏎ next_char 実行後の文字 = b⏎
- 【プログラムの実行結果】(その2)※赤字は実行時にキーボードから入力する内容
文字を 1 つ入力してください:@ next_char 実行前の文字 = @⏎ next_char 実行後の文字 = A⏎
- 【プログラムの実行結果】(その3)※赤字は実行時にキーボードから入力する内容
文字を 1 つ入力してください:% next_char 実行前の文字 = %⏎ next_char 実行後の文字 = &⏎
【過去にあったミス(実際に減点となり,やり直しを命じられた例)】
■ 実行の画面出力が上の例と違う(きちんと確認していない).
■ 関数 next_char の内容が必要以上に複雑になっている(ヒントで示したように +1 した値で上書きするだけなので 1 行で終わりです).
■ 注意書きを見落としていて main 関数の中身を書き換えてしまっている.
■ インデントに不備がある(VSCode 上でインデントを自動で揃える作業をやっていない)
以上の 3 問は明日(7/5)の 16時までに提出を済ませてください.
(ex1101.c ~ ex1103.c を Moodle から提出してください.)
くれぐれも各問題で記載されている注意事項や「過去にあったミス」を見落とさないようにしてください.なお,コンパイルエラーや無限ループが含まれる場合は総合評価を 0 点とします.
提出後に間違いに気付いた場合,〆切前であれば差し替え(上書き)は可能です.
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次のページ以降に問 4 ~問 9 があります.
問 4 以降を明日の16時までに早期提出した場合は加点の対象とします
(一部のみを早期提出してもよいです).
※なお,明らかに間違っている(まともに動かない)プログラムを早期提出するのは絶対にやめてください.不正に加点を得ようとした行為と見なして減点とします.
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