練習 [3] プログラムの流れの分岐（2/5）

練習 2（提出プログラム名：p0302.c）

サンプルプログラム 2 (sample2.c) を p0302.c という別の名前のファイルにコピーしなさい．そして，p0302.c を編集して以下の例のように実行できるプログラムを作りなさい．
このプログラムでは 2 つの整数を読み込み，大きい方^※の値が小さい方の値の何倍であるか（比率）を表示させている．ただし，比率は小数点以下第2位までを表示させるものとする．
^{※2 つの整数が等しい場合，厳密には「大きい方」と「小さい方」が定まらないことになるが，どちらであっても答えは 1.00 倍となる．}
なお，プログラム中で double 型の変数を用意してはいけません．
また，入力される 2 つの整数はいずれも 1 以上であると仮定してプログラムを作ってよいものとする．

【ヒント】
入力された 2 つの整数を a, b としたとき，if 文を使って a の方が b より大きいかどうかを判定してあげます．そして，a の方が大きければ a/b を，そうでなければ b/a を出力すればよいです．
ただし，そのままでは int 型どうしの割り算になって小数点以下が切り捨てられるので，割り算では分子の方を double 型にキャストする必要があります．あわせて，小数点以下の桁数指定も忘れずに．
なお，キャストとデータ型の扱いを理解できていない人にありがちなミスとして，分子と分母の両方にキャストを書く人がいますが，両方ともに書く必要はありません．それはキャストの書きすぎです．

• 【プログラムの実行例】（その１）※赤字は実行時にキーボードから入力する内容
  「倍です」の後に改行（\n）を出力するのを忘れないこと

2 つの整数を入力してください：5 14
大きい方は小さい方の 2.80 倍です⏎

• 【プログラムの実行例】（その２）※赤字は実行時にキーボードから入力する内容

2 つの整数を入力してください：14 8
大きい方は小さい方の 1.75 倍です⏎

• 【プログラムの実行例】（その３）※赤字は実行時にキーボードから入力する内容

2 つの整数を入力してください：10 10
大きい方は小さい方の 1.00 倍です⏎

【過去にあったミス（実際に減点となり，やり直しを命じられた例）】
■ 比率を計算する時に double 型へのキャストを忘れている．
　（小数点以下が切り捨てられてしまい，実行例１や２の結果が 2.00 倍や 1.00 倍と表示される．）
■ 小数点以下の表示桁数の指定を忘れている．
　（無指定のままだと小数点以下第 6 位まで表示される．）
■ 末尾の「倍です」を書き忘れている．
■ インデントに不備がある（VSCode 上でインデントを自動で揃える作業をやっていない）．

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