情報リテラシ (Information Literacy)

[09/02, 2005 H.Aman]

大学に送られてきたメールを別のアドレスに転送する方法

皆さんの大学のアドレスに送られてきたメールを 他へ転送 することができます.
例えば,プロバイダとの契約で使用しているアドレスや Web メールとして使っているフリーメールアドレス, 携帯電話のアドレス等へ転送したいと思う人も多いのではないでしょうか.

ここでは基本的な転送の設定方法について紹介します.

方法は非常にシンプルで,自分のホームディレクトリに .forward というファイルを作ります.
「ホームディレクトリ」という言葉の意味が分からない人は講義テキストで確認してもらいたいところですが, とりあえずは ~/.forward という名前のファイルを作ると思ってください.

このファイルに転送先のメールアドレスを列挙するだけでシステムは自動的にメールの転送をやってくれるようになります.

(例1)taro@cs.ehime-u.ac.jp と taro@ezweb.ne.jp へ転送したい場合
taro@cs.ehime-u.ac.jp
taro@ezweb.ne.jp
ただし,上の転送設定を行うとメールの内容は 転送先にまるまる渡されてしまい,大学には残らない という点に注意が必要です.
通常,外部から皆さん宛にメールが届くと, 大学のサーバは各学生用のディスク(スプールといいます)にメールを保存します. そして,皆さんは MUA (メーラ)を使ってそのメールを読み出す, という流れになります.
しかし,上で説明した ~/.forward が作られていると, 大学のサーバはそちらを優先し,スプールに保存せずに転送してしまいます. 結果として, 大学のアドレスにはメールが届いていないのと同じ扱いになります.

転送させつつ大学のスプールにもメールを保存させたい場合 は, ~/.forward に「\ユーザID」を書きます.(※「\」はバックスラッシュ)

(例2)taro@cs.ehime-u.ac.jp と taro@ezweb.ne.jp へ転送しつつ, 大学のスプールに保存したい場合
\taro
taro@cs.ehime-u.ac.jp
taro@ezweb.ne.jp