はじめに今回は趣きを変えて Perl という スクリプト言語 を学ぶ.一般にスクリプト(script)言語では, コンピュータを動かすためのスクリプト(台本) がプログラムに相当する. 言語処理系はそのスクリプトの記述内容に従ってコンピュータを動作させる. 前回までに学んだシェルスクリプトは, シェルに実行させたいコマンド列をスクリプトとして用意したものであり, シェル(正確には bash)がそのスクリプトの記述内容に従ってコマンドを実行していくというものであった.
混乱を招くかもしれないが,
プログラミング言語とスクリプト言語の間に明確な定義の違いはない.
つまり,プログラミング言語の中でもやや限定的で,
特定の用途においては簡単なスクリプトを用意することで目的を達成できるという言語である.
例えば,シェルスクリプトならば,Unix
コマンドをまとめて実行するという用途を得意としている.
全く同じ処理を C 言語で書こうとすると,それなりの知識と労力を必要とする.
今回は,テキスト処理を得意とする Perl について学ぶ. |