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概要
cut コマンドは,
与えられたファイルの各行から
特定の部分のみを切り出して
出力する.
使い方は
cut [オプション] [対象ファイル]
であり,主なオプションは
- -c : 切り出す文字位置
- -f : 切り出すフィールド位置(ブロック単位で切り出す)
- -d : -f オプション使用時のブロックの区切り文字(デフォルトは Tab 文字)
となっている.
なお,対象ファイルを省略した場合は代わりに標準入力が使われる.
使用例(1)文字指定
- foo.txt の各行から 5 文字目だけを出力する:
cut -c 5 foo.txt
- foo.txt の各行から 2 〜 8 文字目だけを出力する:
cut -c 2-8 foo.txt
- foo.txt の各行から 3 文字目と 7 文字目だけを出力する:
cut -c 3,7 foo.txt
使用例(2)フィールド指定
- foo.txt の各行から 2
番目(2 列目)のフィールドだけを出力する.
ただし,フィールドの区切りは Tab 文字とする:
cut -f 2 foo.txt
- foo.txt の各行から 2
番目(2 列目)のフィールドだけを出力する.
ただし,フィールドの区切りは 'e' とする:
cut -d e -f 2 foo.txt
- hoge.txt の各行から 2
番目(2 列目)のフィールドだけを出力する.
ただし,フィールドの区切りはスペースとする:
cut -d " " -f 2 hoge.txt
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