1. bash の基礎  
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1.1 bash とは

1.2 ファイル名/ディレクトリ名等の展開

1.3 入力と出力

1.4 コントロールキー


1.1 bash とは
bash ( Bourne Again Shell ) は GNU システム用の標準シェルとして開発されたものである.
その名前からも分かるように,Bourne シェルとの互換性をもつ一つの B シェル系のシェルである.
また,C シェルや Korn シェル (これは Bourne シェルと C シェルのもっとも優れた機能 + α の商用プロダクト) で見られる優れた機能を取り入れており,さらにいくつかの優位性をも備えている.
1.2 ファイル名/ディレクトリ名等の展開

1.3 入力と出力

1.4 コントロールキー

詳しくは後述するが, stty コマンドでコントロールキーは管理されており, 自分の設定がどうなっているかは
 % stty -a
とすればよい. すると
speed 9600 baud; rows 24; columns 80; line = 0;
intr = ^C; quit = ^\; erase = ^?; kill = ^U; eof = ^D; eol = <未定義>;
 eol2 = <未定義>; start = ^Q; stop = ^S; susp = ^Z; rprnt = ^R; werase = ^W;
 lnext = ^V; flush = ^O; min = 1; time = 0;
     .................
といった出力が得られる. 例えば,上で色をつけて示した intr = ^C は, コマンドの中止が CTRL-C に割り当てられていることを意味している. 主なものをまとめておく.

 コントロールキー  stty 名  機能定義
 CTRL-C  intr  現在のコマンドを中止する
 CTRL-D  eof  入力の終り
 CTRL-\  quit  CTRL-C が機能しなかった場合に現在のコマンドを中止する
 CTRL-S  stop  画面への出力を停止する
 CTRL-Q  start  画面への出力を再開する
 DEL または CTRL-?  erase  最後の文字を削除する
 CTRL-U  kill  コマンドライン全体を削除する
 CTRL-Z  susp  現在のコマンドを一時停止する

よく陥りやすいミスとして,Emacs で作業中に CTRL-x  CTRL-s でファイルをセーブしたつもりが, マウスポインタが kterm 上に位置していて,上記の CTRL-s ,つまり画面出力の停止を指示してしまい, kterm がフリーズしたと勘違いしてしまうことがある. その時は慌てずに CTRL-q で画面出力を再開すればよい.


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