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愛媛大学
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初めて参加する(参加を検討中の)皆さんへ
 
今年初めて ACM/ICPC に参加する(あるいは参加を検討している) 皆さんにとって, 当コンテストの内容や参加手順等にはよく分からないこともあろうかと思います.

以下に主要なポイントをまとめておきますので参考にして下さい.

疑問に感じたことは遠慮なく 事務局 に質問して下さい.

概要
世界最大規模の計算機・情報処理関係の学会である ACM (Association for Computing Machinery) は, 学生のみなさんのプログラミング技術の向上を図るとともに 国際交流の場を提供する目的で 国際大学対抗プログラミングコンテスト (ACM/ICPC) を毎年開催しています.

ACM/ICPC は次の 3 段階で構成されています.

  1. 国内予選
    まずは国内予選に参加して下さい. (参加登録

    • 7/2(金) 16:30 〜 19:30
      (当日の 11:00 〜 15:00 に練習ができます)
    • インターネット経由で参加
    • 6 問出題(問題記述は英語を主とし,日本語も併記)

    その成績次第では 11/20(土), 21(日) に愛媛大学で開催されるアジア地区予選への出場権が与えられます. (選抜ルール

  2. 地区予選(アジア地区予選)

    これで優勝すると世界大会への出場権が与えられます.
    なお,アジア地区予選は,日本だけでなく北京やソウル, テヘラン等でも別の日程で開催されます. そちらで優勝しても世界大会に出場できます. そのため,例年 2 チームくらいにお願いして, 外国で開催されるアジア地区予選に参加してもらっています.

  3. 世界大会

    • 4/3-7, 2005
    • 上海

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国内予選の参加方法
コンテストには 3 人 1 組のチームで参加してもらいます. メンバーは基本的に大学入学 5 年以内の学生に限られます (参加資格).

キーボードはチームにつき 1 個しか使ってはいけません. 誰かがキーボードを使っている場合は, チームの残りのメンバーは紙と鉛筆で作業をするわけです.

印刷物や本を参照することは自由です. ただし, 機械可読なものやインターネット上の情報を参照してはいけません. (国内予選ルール

国内予選の開始時刻になると,Web 上に問題が公開されます. (URL は事前に通知します.)

各チームは電子メールで解答します.
解答する際は, 出力(実行結果)とプログラム(ソースプログラム) をメールで所定のアドレスへ送信します.

「出力の先頭」,「出力とプログラムの間」,「プログラムの終り」 の 3 箇所に区切りとして % を 5 個以上含んだ行(%%%%%)を置きます. %%%%% の前後に余分な改行等が入らないよう注意して下さい.
%%%%%
出力
%%%%%
プログラム
%%%%%

メールの Subject にはチーム番号(数字部分のみ) とパスワード(事前に通知されている), 問題番号,データ番号を空白で区切って記述します.
例えば,チーム 9 のパスワードが pass9 だとすると, 問題 A のデータ 1 に対する解答を送信する場合, メールの Subject は,

9 pass9 A 1
とします.

入力データは,各問題ごとに 4 個用意されており, 最初のデータは問題文中に示されています. 指定データを入力し,その出力(実行結果)をメールで送ります. その出力が正しければ, 次のデータの置き場所がメールで連絡されてきます. (間違いの場合はその旨が通知されてきます.)
作成したプログラムが, 2 つの異なるデータに対して連続して正しい結果を出力すれば, その問題は解けたことになります.

例えば,あるプログラム p1 でデータ d1 について正解した場合, その p1 で別のデータ d2 についても答えるよう求められます. d2 に対しても p1で正しい出力を出せれば「その問題は正解した」 と見なされます. もし p1 が誤った出力を出すようならば, 別のプログラム p2 を作ることになります. その p2 で d2 を解き,次に送られてくる d3 でも正解しなくてはいけません.

繰り返しますが, 解答メールの %%%%% の前後に余分な改行等が入らないよう注意して下さい. さもなくば,同じプログラムであるにも関わらず, 「プログラムが書き換えられた」 と審判システムに判断されてしまいます.

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国内予選の成績
順位(成績)は次のルールで決まります:
  • 正解数の多いチームが上位
  • 正解数が同じ場合はペナルティの和の小さい方が上位
    (開始時間からその問題が解けるまでの時間がペナルティ)
  • 不正解を提出した場合,1 回につき 20 分のペナルティが加算される
    ただし, 最終的に解けなかった問題についてのペナルティは加算されない
[例] 16:30に開始した国内予選で
問題A 17:10 に正解
問題B 17:30 と 17:50 に誤答を提出;18:10に正解
問題C 18:55 と 19:25 に誤答を提出;最終的に不正解
問題D 18:00 に誤答を提出;最終的に不正解
問題E 手つかず

この場合,正解数は 2であり, ペナルティは合計で 180 分となります:

  • 問題Aに関して 17:10 - 16:30 = 40分
  • 問題Bに関して 18:10 - 16:30 = 100分 + 20分×2 (誤答数)
問題 C, D, E は正解していないので誤答してもペナルティに加算されません.

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アジア地区大会の問題から
アジア地区大会の問題にどんなものが出たのかについては ここ をご覧下さい. 日本で開催されたアジア地区大会の全問題を並べてあります.
アジア地区大会は,世界大会と同様にすべてが英語で行われます. 英語は苦手だけれどどんな感じの問題が出たのかをちょっと見てみたい 人のために 昨年の問題 Bその日本語訳 を用意しました. 参考にしてみて下さい.

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