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サンプルプログラム 2 の内容1: #include <stdio.h> 2: 3: int main(void){ 4: int x; 5: 6: x = 12; 7: 8: printf("変数 x の値は %d です.\n", x); 9: printf("変数 x の値の 2 乗は %d です.\n", x*x); 10: 11: return 0; 12: } 4 行目:変数の宣言(int x;)1: #include <stdio.h> 2: 3: int main(void){ 4: int x; 5: 6: x = 12; 7: 8: printf("変数 x の値は %d です.\n", x); 9: printf("変数 x の値の 2 乗は %d です.\n", x*x); 10: 11: return 0; 12: }main 関数内で最初に登場しているのは, x という名前の変数の宣言になります. 変数とは,データを記録しておくもののことです. 記録したいデータの種類によって宣言が少し違ってきますが,ここでは整数を記録するための変数を用意することにします. ※「整数」は英語で「integer」であり,x の前に書いてある int はこれを意味しています. 6 行目: 変数への代入1: #include <stdio.h> 2: 3: int main(void){ 4: int x; 5: 6: x = 12; 7: 8: printf("変数 x の値は %d です.\n", x); 9: printf("変数 x の値の 2 乗は %d です.\n", x*x); 10: 11: return 0; 12: }変数へ値を代入するには「変数名 = 値;」と書きます. このサンプルプログラムの場合,xという変数に整数 12 を代入しています. なお,「=」という記号を用いていますが,両者が等しいという意味ではないので注意してください. 「x が 12 に等しい」のではなく,「x へ 12 を代入する(x ← 12)」という意味です. このような代入は,変数を宣言した場所(4行目)よりも後でなければならないことに注意してください. もしも 3 行目と 4 行目の間に x = 12; と書いたとすると, コンパイル時(gcc sample2.c を実行した時)にエラーになります. なぜなら,その位置ではまだ「x が何なのか」が宣言されていないからです. 8 行目:printf 関数による変数の値の画面出力(表示)1: #include <stdio.h> 2: 3: int main(void){ 4: int x; 5: 6: x = 12; 7: 8: printf("変数 x の値は %d です.\n", x); 9: printf("変数 x の値の 2 乗は %d です.\n", x*x); 10: 11: return 0; 12: }printf 関数で画面出力ができることは既に サンプルプログラム 1 で学びました. ここでは,変数に格納されている値を出力する方法を説明します. 単純に printf(" x ");でできるのではないかと思うかもしれませんが,これでは x という文字 が表示されるだけであり,変数 x に格納されている整数(この場合は 12)は表示されません. そこで,printf では %d という特殊文字 が使われます. %d と書いてある部分はそのまま出力されるのではなく, ダブルクォーテーションの後ろにカンマで区切って書かれた変数の中身(格納されている値)に自動的に置き換えられることになっています. ![]() 9 行目:2 乗を求める1: #include <stdio.h> 2: 3: int main(void){ 4: int x; 5: 6: x = 12; 7: 8: printf("変数 x の値は %d です.\n", x); 9: printf("変数 x の値の 2 乗は %d です.\n", x*x); 10: 11: return 0; 12: }C 言語では,乗算(掛け算)を *(アスタリスク) で表します. この場合,変数 x の持つ値の 2 乗を計算したいので, x どうしの掛け算(x * x)でこれを表現しています. |